ドジャカスのブログさん

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MLBやドジャースにフォーカス!!

ナリーグ西地区の展望(ロサンゼルス・ドジャース編)

こんにちわ。

今回は2019年シーズンが開幕して1カ月経過したので、ドジャースが所属しているナショナルリーグ西地区の展望(というか1カ月見た感想)を書きたいなと思います。

 

ロサンゼルス・ドジャース

 現在21勝13敗で首位のドジャース。去年は開幕スタートに失敗してしまいましたが、今年はMLB1番乗りで20勝に到達しスタートダッシュとしては良かったと思います。

 打撃部門では、月間MVPに輝いたベリンジャーが凄まじい活躍を見せました。5/4現在で打率.415・HR14本・打点38点とMLB全体で1位の成績です。走攻守でドジャースの野手陣を引っ張り、彼がスタートダッシュ成功の立役者であるのは間違いないでしょう。他の野手陣もチーム本塁打数3位(54本)と長打力を見せています。去年課題になった得点圏打率も.280あり全体4位で意外と上位です(笑)

 相変わらず強打のドジャース打線ですが、課題は左投手です。今年の対左投手への打率は.235(全体18位)と低迷しています。対右投手への打率は.265で全体2位。左投手に対抗すべく右打者としてテイラーやポロック、フリースをスタメン起用するも現状うまくいっているとは言えません。むしろ左投手が出てくることで、ピーダーソンやマンシーといった左打者はベンチスタートとなり、どちらかというと打力が落ちてるのではと思ってしまいます。もちろんデータで見れば彼ら左打者が左投手を打ててないという見解の下での起用でしょうが、現状テイラーもポロックもどちらかと言えば不振状態なので、起用してもいいかなと思います。(ポロックがIL入りしたので起用機械は増えるはず…)

 

 投手部門では、カーショウ、柳賢振、ヒル、ウリアス、ビューラー、ストリップリング、マエケンと先発投手は多くいます。序盤はカーショウとヒルがILスタートでしたが、2人とも復帰し、ストリップリングとウリアスを中継ぎに回して起用しています。先発投手に関して、防御率3.44(全体6位)・イニング数185.2回(全体1位)・被打率.229(全体7位)と良い成績を残しています。特に柳賢振は、一度怪我離脱があったものの、3勝1敗・防御率2.55・与四球2個と素晴らしい成績を残しています。カーショウも復帰後は勝ち星こそ1つですが、4試合すべてでQSを達成し、衰えたとは言えさすがの投球をしています。先発陣の不安要素としては、ビューラーとマエケンでしょうか。去年ブレークしたビューラーは、今年のキャンプはスロー調整で入り、そのまま開幕ローテで回っていますが今一つ本調子でないように見えます。本体の力を出してくれればサイヤング級なだけに、今のところ6試合に先発してQS1回というのは心配です。マエケンに関しては、去年チーム奪三振数1位でしたが、今年はなかなか打ち取れず苦しんでいるように見えます。被打率も先発陣の中では高く先発陣の中では不安要素でしょう。現状ストリップリングを中継ぎに回していますが、このままだと彼ともしくはウリアスとの配置転換もありえるでしょう。

 問題はブルペン陣です。今年新加入のケリーをクローザーのジャンセンの前で投げるという計画もすでに破綻しています…。ケリーは多くの試合で失点を重ね、現状起用するのが難しい投手と言えるでしょう。バイエズ、アレクサンダー、フローロ、ガルシア、そこに本来先発のストリップリングとウリアスを交えてブルペンを構成していますが、本来先発である2人は中継ぎ登板で思うような成績を残せていません。個人的には彼らは長いイニングを投げてこそ真価を発揮するタイプで中継ぎタイプではないと思います。あとは、ロバーツ監督のマシンガン継投。これも去年から言われていることですが、さすがに動きすぎかなと思うことが多々あります。結果論ですが、そして打たれて失点という場面が多いかなと(笑) ドジャースブルペン防御率は4.50と全体20位でここがウィークポイントかつ今後の補強ポイントになってくるでしょう。個人的には防御率0点のフローロを勝ち継投で使ってあげてほしいです。地味な投手ですが、ほんとに素晴らしい活躍を去年からしてくれています。

 

と個人的意見をつらつらを書き散らかしましたが、今後の改善点としては「左投手にどう立ち向かえるか」と「ブルペンの整備」でしょう。この地区の大本命とはいえ、最終目標は2年間苦い思いをしたワールドシリーズ制覇です。ここを改善しなければ、地区優勝は果たせたとしてもその先は去年と同じことを繰り返してしまうでしょう。