アルモーラjrのファウルボールが少女に直撃…。早急にファウルネットの拡大をすべき。
ドジャースの試合が始まるまでの間、このカブスvsアストロズの試合を観戦していました。4回、カブスのアルモーラjrの打ったファウルボールが観客席の少女に直撃し、球場は静まり返りました。少女は即座に病院に搬送され、打ったアルモーラjrはその場に膝を付き涙しました…。アルモーラjrだけでなく、二塁ランナーのバイエズや三塁手のブレグマンなどもそのショッキングな出来事に顔を歪めていました。アルモーラjrはマドン監督や次打者のヘイワードに慰めされ数分後打席に立ちましたが三振に終わり、ベンチ内でも放心状態でした。
少女の容態については現時点では明かされていませんが、情報筋によると彼女の状態は良い方向に向かっているとのこと。アルモーラjrはこの試合最後まで出場しました。途中少女の観戦していた場所付近に行き、そこで警備スタッフと話しそのスタッフの言葉（内容は明かしていない）が彼を最後まで出場させたとのことです。自らにも2人の子供があるアルモーラjrは、「残りの人生を通じて、少女とその家族と関係を築きたい」と述べました。
これまでに、球場における不慮の事故はたびたび起こってきました。去年ドジャースタジアムでは、おばあさんに打球が直撃し残念なことに亡くなりました。2017年にはヤンキースタジアムで打球が女性に当たり入院しました。プロの選手が放つ鋭い打球は見ていたとしても避けることは難しいでしょう。（ライナー性の打球になると145キロないしは160キロ、時には170キロ超の打球速度。）その度ファールネットを拡大するか否かの議論がこれまで交わされてきましたが、もう議論の余地なくすべきだと思います。もちろんそれによって見やすさなどの問題も出てくるのでしょうが、それと命を比べることができるのでしょうか。MLBは全ての観客（特にフィールドに近い観客）が安全にかつ楽しんで見れるように整備する義務があると思います。
二度とこの痛ましい出来事が起きないように、少女が軽症であることを祈るばかりです…。
